2011年10月31日月曜日

帰省る -かえる-

こんばんは。
今回は長編。でも釣りの話でも何でもない。


呼び出しくらったので、土日に実家に帰って来ました。
正月以来の帰省。
釣りしたかったのに。なぜ海のないところへ行かにゃならんのだ。

土曜の昼バスで函館出て、夕方に着く。
帰りはバスが取れなかったのでJR
日曜の夜にJRで札幌から出て、夜中に函館に帰る。強行日程。



#10月29日(土)

荷物も少ないので、チャリで近い五稜郭駅まで行ってそっからバス乗った。
これなら帰りJRでもok.


こちら有珠山SAからの景色。見知らぬおばちゃんフレームイン。
バスの中では聖おにいさんの7巻読んでました。あとは寝てました。

しかし、今日はなんかバスの中がうるさい。
ジジババがなんか喋ってる。
まぁほっとけと。

しばらくすると拍手が聞こえてきた。
ん?TVを見ると今日CSだったんですねと。お前だったか。
地デジ化についていけずTV見れなったのと、野球にそもそも余り興味がないのが相まって、全く気づかなかったぞ。
道理で帰りのバスが埋まってるわけだ。


負けましたね日ハム。
野球のことは全然詳しく有りませんが、あの梨田って監督はPの交代のタイミングおかしくないすか??あの監督ってどうなのよ?
って思ったら今シーズン限りらしいっすね。
道民のスポーツに関する注目は、コンサドーレのJ1昇格に向けられるんですかね。


札幌について、ステラをぷらーっとしましたが、特にめぼしい物もなく。
さっさと野幌に帰ることにしました。何のために帰ってきたんだ。。


350円の切符を買って普通列車で野幌へ。すごく懐かしく感じます。
本学に通ってた頃は、毎日電車で往復してたなぁと。


しかし、野幌駅の一つ前の大麻駅を少し過ぎたあたりで、僕は違和感を感じました。
それまで、隣りに座ってた美人さんに気を取られていて、気づかなかったんですが、外の景色に違和感を感じました。
とにかく僕はいつもと同じ電車に乗っているのに、同じ所に向かってない気がしたんです。

これは、まさか!!!????
異次元の扉が開けているのか!!!!!!????


と、僕の中の中学2年生が暴走しかけましたが、下記の方法を試してみたら、事なきを得ました。
みなさんも焦った時、理解出来ないことが起きたときは、お試し下さい。

で、違和感って、視線が高いんです。いつもより。
野幌駅は駅開発で高架を作ってたんですね。
もちろん駅も高いとこにある。
駅について見ると。

これが、


こうなってました。

いや、びっくり。
外見は変わったとは言っても、駅の中見は改札とkioskがあるだけ。
線路の下が開いて、南北に移動が楽できるようになっただけですな。

きっとこれから色々開発してくんでしょう。いや、いやらしい意味じゃなくて。
ワタクシ的には高架下にはファストフードかラーメン屋は必須ですな。あと本屋。
高架も結構長い距離あるんで、色々店とかはいったりすんのかな。
慣れ親しんだ街の景色が変わっていくのは寂しい気もしますが、楽しみです。




#10月30日(日)

話は翌日、夜に場面が移ります。
夜10時発のJRで函館へ。
と、その前にせっかく札幌によったので、冬服でも買ってくかと。

札幌駅付いたのが8時半。店閉まるの9時。
急いでぐるぐる回るが欲しい物特に無く。
でもなんか買わなきゃと試しに来てみたパーカーは、思ってたよりも薄く、冬物買うんじゃなかったのかオレ?と。
しかし、デザインは好きだし、閉店ギリギリで対応してくれた店員さんに悪い気もしたので買ってしまった。
しかし値段をよく見ていなかった。
予想外の出費。
財布の中には札が無くなった。残るは切符と小銭だけ。トホホ。

しかし、気づいたらいっつもパーカーばっかり買ってるな、おれ。

帰りの電車はこいつでした。こいつに乗るのは初めて。
「急行はまなす」。

やっぱり好きな人いるんだね。めっちゃ撮ってた。
そしてそれを撮るおれ。


函館到着は午前3時前。5時間の長旅。特急ではなく急行なんで、バスと同じくらい。
いつもの「北斗」だと3時間半。「はまなす」は初めてだ。初体験。
昼に起きたからなかなか眠れやしまいと、久々に小説買って見ました。
「ガリレオの苦悩」
読みやすい。漫画ばっかりのおれでもスラスラ読める。面白い。


「次は長万部〜」
気づいたら長万部まで来ていた。
僕はまだに小説に夢中になっていて、僕はこれから自分に降りかかる災いに気づく気配はなかった。


長万部を通りすぎて1時間くらいだろうか。
5つ話がある内の2つを読み終わっていた。
そろそろ気づいてもいいはずだが、僕はまだこの先起こる問題に気づかない。


それからしばらく。回りが街になってきた。気づいたらもう函館の近くだ。
僕はこの時点でようやく違和感に気づく。
何度も言っているが僕ははまなすに乗るのは初めてだ。
この「はまなす」が寝台を持っていることと、走行時間が長いこと以外に「北斗」と違う特徴がある可能性に気づく。




長万部を過ぎてからここまで、この列車1回も止まっていない。



これのどこが問題かというと、結論まではもう1つ段階を踏む。
今いるのは函館市内。桔梗の手前あたりだ。
ここまで八雲も森もどこも止まっていない。
これまで僕が乗っていた「北斗」だと八雲も森も止まってた。
そしてその次に来るのは。。。


「五稜郭」「函館」


ここで、この日記の前半を思い出して欲しい。
僕が札幌行きのバスに乗ったのはJR「五稜郭」駅。
そして僕は自宅からそこまで“自転車”で行った。
そして財布の中には1000円もない。タクシーは使えない。
この状況をまとめると、僕はなんとしても五稜郭駅で降りなければいけないのだ。

話を戻す。
この「はまなす」は八雲、森には止まらなかった。函館駅にはもちろん止まるだろう。
しかし、五稜郭には止まるのか?
八雲も森も止まらなかった列車が五稜郭なんかに止まるだろうか?しかも、すぐ近くの函館には絶対止まる。

「・・・しまった。」
僕は函館駅から五稜郭駅もしくは自宅まで、タクシーに頼らず帰らなくてはいけない。
夜中の3時だ。車を持っている友人に頼むのもさすがに無理だ。
そうこう考えているうちに、五稜郭駅を通り過ぎた。
こうゆうときはどうすればいいんだっけ?素数?
「詰んだ。素数を数える暇もねぇ。」

選択肢はいくつか合った。
①朝まで函館駅で待って、始発で五稜郭駅に向かう。(駅で寝る/残った小銭も消し飛ぶ)
②五稜郭駅まで歩く。そっからチャリ。(とてつもなく歩く/疲れる)
③飛び降り

ささっと帰りたいけど歩くとつかれるなぁ。
素数に頼ってもこの有様です。

直で学校行って朝まで寝ようという結論に達したので、②


とは言ってもこの距離。
2.5kmくらいあんじゃねーのか?


ちなみに、五稜郭駅でチャリ乗って学校までの距離と比較すると
チャリの距離の倍は歩きますね。


CSがなければバスで往復できたなと。
釣りする時間。金。労力。
失うものばかりの帰省でした。

けーたろ

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